2010年02月02日
学曲六戒

先日3回にわたってレポートした「安里屋ユンタ」に関する衝撃の真実。
あの論文論文に参考文献としてのってたのが王 耀華さんという福建省出身の中国民族音楽学者が書いた「琉球・中国音楽比較論-琉球音楽の源流をさぐる-」という本。なんとか入手できないかとネット古本屋やオークション漁ってみたのですが入手困難。
そのかわりに網に引っかかってきたのが、同じ人が書いた「中国と琉球の三弦音楽 (Academic series new Asia (30))」という本。
わたしにしちゃかなりの出費なんですが買いましたよ。
で、「買っといてよかった」と思いました。いやもう衝撃の事実が続々と……
中国には「安波節」によく似た歌があるとか、沖縄本島にも「唐チンダミ」と呼ばれる一揚げ調弦法があるとか、「東里節」はもともと一揚げの歌だったとか(早速実験してみた)、本島の一揚げと八重山の一揚げは、どうやらウーヂルの調弦が半音違う、だとか、もう目からウロコが落ちまくりです。
これもいずれ研究成果(笑)をレポートしなくては、と思っているんですが、「もしかしたら一番の収穫では」と感じたのは、最後の方に書かれている「『歌道要法』と中国の音楽論」という一節。
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2010年02月01日
弾き初め会

(この時点ではすでに「余興の部」に突入してます……
)日曜日に、川崎の沖縄労働文化会館で開催された野村流音楽協会関東支部&琉球筝曲興陽会関東支部の合同弾き初め会に行ってまいりました。
毎年恒例の「かぎやで風新年バージョン」で始まった弾き初め会、今年は例年とちょっと違った。
笛や太鼓の人も参加し、箏や三線のメンバーもいつもより参加者が多く、ま、それで宴会用お弁当の注文が増えて時間がかかったというのもああるんだろうけど……
弾き初め会の案内に書いてあった演奏曲リストにない曲が増える増える。
「しゅんどう」くらいは来るかも、と覚悟してたけど、浜千鳥節だとか夜雨節&浮島節だとか……

いちおう教師のはしくれですから、「聞いてないよ~、工工四持って来てないから弾けません」なんて恥さらしなことは言えない(元はといえば持ってこなかった自分が悪いんだから)。最近弾いてなかった曲も必死で思い出して演奏。
でも「夜雨節」でどこからか八重山バージョンのウタムチが聞こえてきた時は焦ったぞ(笑)。
お弁当が届くまでの時間稼ぎ、というのもあったろうけど、これはどうも先生方の、「演目にある曲だけ一夜漬けで稽古して出てくるなんて甘いぞ~」という無言のメッセージという気がします(笑)。
というのも、昨年の川崎での沖縄芸能大会のできばえとか、関西支部の発表会(打ち上げの余興で「組踊」の唱えが出てきちゃうんだもんなぁ)とか、先日宜野湾で開かれた「協会創立85周年記念公演」などを見に行った先生方、そのレベルの高さを目の当たりにして、関東支部の現状にかなり危機感を持ったみたいなんですよね。
それは関西支部の発表会にもついて行ったし、先日玉城流扇寿会の名古屋道場20周年記念公演を見に行ってあまりのレベルの高さに打ちのめされ、「うっちんとー(笑)」して帰ってきたわたしにもよくわかる。「みんなで楽しくやる三線」という場も確かに必要だけど、伝統芸能の場合、ある程度の厳しさがないと、伝えなければいけないものが失われてしまったり崩れてしまったりする危険をはらんでいるものなのです。
だから今度の「沖縄芸能大会」や「40周年記念公演」のお稽古はかなり厳しいものになることが予想されます。覚悟しとかないと。
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2010年01月29日
水曜日はカンフーの日

(自分の拳を写真に撮るって難しい
)1月12日に体験したカンフー入門コース、どうやら毎週水曜日の夜のお稽古として定着しそうな雰囲気です。
週中ってどうしてもストレスたまってくるから、ここで身体動かして解消しておくと確かに週の後半が楽に乗り切れるような気がするんですよね。
来月から「月4回パス」に切り替えようかしらん。
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2010年01月24日
「安里屋ユンタ」に関する衝撃の真実 その3

さて、「安里屋ユンタ」にかかわってくる中国と琉球と日本の歴史とは……
それは「琉球処分」と「太平天国の乱」。
前者について知りたい方は、大城 立裕さんの小説「琉球処分」を読んでいただけばよろしいかと。
後者については……そういえば今レンタルDVDで「ウォーロード/男たちの誓い」出てましたっけ。
出演者もジェット・リー、アンディ・ラウ、金城武と超豪華なんだけど、話暗いんだよなぁ……ううむ。
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2010年01月23日
「安里屋ユンタ」に関する衝撃の真実 その2

さて前回は、「安里屋節」+「茉莉花」+アルファ=「安里屋ユンタ」というところまでお話しました。
「安里屋節」は、喜舎場永珣というこれまた八重山研究では有名な人の説によれば、1820年代に竹富島の人が作詞作曲したものらしい。佐々木さんは「かぎやで風節」と「安里屋節」の類似性から、「安里屋節」が琉球古典曲の全盛期にその影響下で成立したもの、と推定。
……いやその、わたしの印象では「そんなに似てるかな~?」と思うので、ここら辺の具体的根拠など知りたいのですがね。
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2010年01月17日
2010年01月16日
「安里屋ユンタ」に関する衝撃の真実 その1

八重山民謡やってる人の中には知ってる人もいるのかもしれませんが、
「安里屋節」と「安里屋ユンタ」はどっちが先にできたかという話。
わたしはなんとなく、竹富島でいつとはなく歌い始められた「安里屋ユンタ」があって、その歌詞をもとにお役人さんが作曲したのが「安里屋節」だと思ってたんですが、
実は「安里屋節」を元に作られたのが「安里屋ユンタ」だった、のです。
それだけじゃなくて、「安里屋ユンタ」にはちゃんと作者がいて、その成立に深くかかわった中国の歌があった……
この事実を知った時には本当に鳥肌が立ちました(それにはワケがある)。
詳しく知りたいでしょ。では続きをどうぞ。
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