未来への潮流
昨日、
JASRAC主催のコンサート「
未来への潮流」に行ってきた。
日本の伝統邦楽の若手奏者によって構成された「邦楽スペシャルユニット」と沖縄の伝統音楽奏者でもある新良幸人を中心に構成された「新良幸人スペシャルユニット」、それに琉球舞踊を加えたコラボレーション、という実に贅沢で刺激的なステージだった。
このイベント、ハガキで申し込んで抽選、というもので、わたしもどこかで存在を知って「あ、申し込まなくちゃ」と思ってたのにすっかり忘れ……今回はたまたま行けなくなった人から当選ハガキを譲ってもらったので行くことができた(Mさんありがと~)。
ステージは三部構成。第一部は邦楽スペシャルユニットによる演奏。創作曲あり、ピアソラのタンゴありという中に、長唄「黒髪」によって琉球舞踊を踊る、というものがあった。
黒髪の結ぼれたる思ひには 解けて寝た夜の枕とて ひとり寝る夜の徒枕……
のところで「
枕手」が出た時は「おっ、出たぁ」と思ったりして(笑)。確かに「諸屯」の世界に通じるものがあるよね。
邦楽ユニットで他に印象的だったのは「
十七絃」という楽器。今やお正月のテーマ音楽となってしまった「春の海」の作曲者、宮城道雄が考案した楽器なんだそうで、ベース担当の大型の箏。音に迫力があって、すごくカッコよかった。最も演奏するには相当に体力が要りそう、ていうか、これ、しっかり筋トレしとかないと弾きこなせないんじゃないの? という感じだったけど(笑)。
第二部は新良幸人スペシャルユニットによるステージ。幸人&サンデーのコンビにジャズのピアノとベースが加わった構成。新良幸人のライブは久しぶりだけど、やっぱりナマの声はスゴイよなぁ。鳥肌立っちゃったもの。
で、第三部は邦楽スペシャルユニット+新良幸人スペシャルユニット+琉球舞踊のコラボレーション音楽劇「月の下(もと) 君想う」。
「浜辺の歌」(あの♪明日浜辺をさまよえば~、というやつ)のメロデイに乗せて浜辺を旅する男(東江裕吉)の踊りと「浜千鳥」がちょうど表裏一体になっていて、最後に「加那よ~天川」でハッピーエンドになるという構成がとても良く合っていたように思う。
それにしても、会場でやたら顔見知りと出会ってしまったのも……
みんなこういう情報は目ざといよね~。あ、わたしがズボラだっただけです。スミマセン。こういうモノは見たら即応募しなくちゃ……これからは気をつけよう。
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