登川流民謡コンクール記念公演

唯ねーねー

2007年12月03日 20:56



昨日は鶴見会館で開催された、琉球民謡登川流の民謡コンクール記念公演に行ってきました。
登川流はかの登川誠仁を宗家とする流派で、この公演は関東支部が主催で開催された大々的なもの。もちろん沖縄からは宗家の誠ぐゎー大先生や照屋政雄さんをはじめとするそうそうたるメンバーが来るわけで、生徒さんたちには申し訳ないけれどそっちが目当てで行く人も多い……

ま、例によってアクシデントは多々ありましたが、楽しい公演でした。勉強にもなったし。
生徒さんたちの斉唱ステージを見ると、ちょっとばかり羨ましい気も。

なにせ琉球古典は王宮BGM係が起源ですから、格調高くかつ目立たないのがモットー。紋付袴は地味~だし、黒留袖だって唯一個性をアピールできる裾模様は正座すれば隠れてしまうし……

その点民謡は(特に女性は)あでやかですものね~。色とりどりの衣装をウシンチーに着付けて、頭はウチナーカンプーに結い上げてジーファー(かんざし)さして……一度やってみたいよなあのカッコ。

毎度おなじみの「ステージの魔物」は、今回は踊りの地謡を直撃していたようで……
いやでも、ついこのあいだ冷汗も凍るような体験したわたしにとっては他人事じゃないです。やっぱり事前に踊り手さんによーく歌い出しのタイミングを聞いて、(少々うっとおしがられようが)しっかり確認しとかなくちゃいけないよな、と改めて認識させられましたです、ハイ。

相変わらず照屋政雄さんは幕間に出てきて楽しいトークで盛り上げてくれるし、沖縄本部の師範のかたがたの演奏はすばらしいし、もちろん宗家の誠ぐゎー大先生はもう「存在そのものが芸!」だし。それにしてもあの太鼓のバチさばきは全然衰えないよな。スゴイよなー。今回もあの魅力のとりこになって目がになってた人妻を一名目撃。
以前にもひとり目撃したことがあります。んもー誠ぐゎーったら(笑)。

最後のカチャーシーで、舞台そばに駆け寄って公演に出ていたお友達に手を振ったら、さっそく引っ張り上げられました。すでにファンに囲まれていた誠ぐゎー大先生には近づけなかったけど(笑)、みんなと一緒に踊って楽しかったです。

で、わたし的に今回一番印象深かったのは照屋政雄さんの歌った「愛の村情話」。
いやー、あんなおちゃらけたカッコしてるからついつい忘れてしまうけど、実はもんのすごい実力の持ち主なんだものなぁ。あの歌聴けただけでも「チケット代のモトは取れた!」と思いましたよ、ホント。
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