第71回沖縄芸能大会
毎年恒例のイベント、今年も無事……とは言いがたいんだけど、ともかく終了しました。
関係者のみなさまお疲れ様でした~。
わたしは今年初めて名古屋からの参加。おまけに教師試験に合格したとたん出番も増え、最初の幕開けから大トリの「器楽合奏」まで気が抜けない、というなかなかシンドイ一日となりました。
おまけに毎年恒例「ステージの魔物」がその最初と最後の演目に降臨する、というトンデモナイ展開になるし……
今回の旅も金曜の深夜、名古屋駅太閤通り口からスタート。バスに乗って東京駅前に着いたのは早朝5時。さすがに秋分を過ぎるとこの時間はまだ暗い。とりあえず大手町駅に移動。始発を待って乗り込み、浦安別宅についてそのまま寝床に直行。
昼頃起き出してシャワーを浴び、師匠宅へ行って最後の練習。今までと違って前夜にすべて準備しなければならないので、稽古が終わるとそそくさと帰宅。今年は最初から最後まで衣装着たままだし、終わったら衣装もカバンに詰め込んでそのまま名古屋に帰るので、留袖着用は断念。多少は楽な黒紋付&袴スタイルを採用。
翌日は早起きしてコンビニで買ったパンで朝食を済ませ、きっちり荷造りして川崎に出発。早めに楽屋入り、ではなくて控え室の会議室入りして、着替えてスタンバイ。
(出演者があまりにも多いので楽屋には収容しきれないのです)
慣れと言うのはスゴいもので、今では紋付袴ならろくすっぽ鏡見なくても着られます。さすがに留袖は無理だけど(笑)。
わたしの今年の出演演目は第一部の幕開け斉唱(かぎやで風~恩納節~揚作田節)、そのふたつ後の「四つ竹」の地謡、第二部の幕開け斉唱(石ぬ屏風節~遊びしょんがね節~屋慶名クワデサー節)、そして最後の大トリ「器楽合奏」(湊くり節~早弾き屋慶名クワデサー節~早弾き白保節)、と実にまんべんなく散らばってて、つまり最後まで全然気が抜けないという最悪の展開……
最初の幕開けのころは出演者でごったがえしていた控え室も、だんだん出番の終わった人から着替えて帰ったり、観客に早代わりして客席に行ったりして人が減っていき、最後の出番が終わって戻って来る頃にはもうほとんど誰もいない……「祭りの終わり」はいつもどことなく寂しいものです。
それだけに、終わった後のビールは最高に美味しかったです。
残念だったのは、打ち上げのビール飲んだだけで帰らなくてはならなかったこと。
お金がないので「ぷらっとこだま」で品川から帰宅です。
え、「今年のステージの魔物はどんなだった?」って?
それは内緒……
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