弾き初め会

唯ねーねー

2010年02月01日 23:25


(この時点ではすでに「余興の部」に突入してます……)

日曜日に、川崎の沖縄労働文化会館で開催された野村流音楽協会関東支部&琉球筝曲興陽会関東支部の合同弾き初め会に行ってまいりました。
毎年恒例の「かぎやで風新年バージョン」で始まった弾き初め会、今年は例年とちょっと違った。

笛や太鼓の人も参加し、箏や三線のメンバーもいつもより参加者が多く、ま、それで宴会用お弁当の注文が増えて時間がかかったというのもああるんだろうけど……

弾き初め会の案内に書いてあった演奏曲リストにない曲が増える増える。
「しゅんどう」くらいは来るかも、と覚悟してたけど、浜千鳥節だとか夜雨節&浮島節だとか……
いちおう教師のはしくれですから、「聞いてないよ~、工工四持って来てないから弾けません」なんて恥さらしなことは言えない(元はといえば持ってこなかった自分が悪いんだから)。最近弾いてなかった曲も必死で思い出して演奏。

でも「夜雨節」でどこからか八重山バージョンのウタムチが聞こえてきた時は焦ったぞ(笑)。

お弁当が届くまでの時間稼ぎ、というのもあったろうけど、これはどうも先生方の、「演目にある曲だけ一夜漬けで稽古して出てくるなんて甘いぞ~」という無言のメッセージという気がします(笑)。
というのも、昨年の川崎での沖縄芸能大会のできばえとか、関西支部の発表会(打ち上げの余興で「組踊」の唱えが出てきちゃうんだもんなぁ)とか、先日宜野湾で開かれた「協会創立85周年記念公演」などを見に行った先生方、そのレベルの高さを目の当たりにして、関東支部の現状にかなり危機感を持ったみたいなんですよね。

それは関西支部の発表会にもついて行ったし、先日玉城流扇寿会の名古屋道場20周年記念公演を見に行ってあまりのレベルの高さに打ちのめされ、「うっちんとー(笑)」して帰ってきたわたしにもよくわかる。「みんなで楽しくやる三線」という場も確かに必要だけど、伝統芸能の場合、ある程度の厳しさがないと、伝えなければいけないものが失われてしまったり崩れてしまったりする危険をはらんでいるものなのです。

だから今度の「沖縄芸能大会」や「40周年記念公演」のお稽古はかなり厳しいものになることが予想されます。覚悟しとかないと。
今までは弾き初め会というと着物でキメる、というのがモットーだったんですが、さすがに遠路はるばるの参加となるとそれはキツい。で、今年は以前アジア衣料雑貨のネットショップ「さわん」で買ったジョムトンの青いチャイナチュニックを着ていきました。
(買ったのはジャッキーやカンフーにハマるよりずっと前ですからねっ。つまり昔から素地はあったってこと……かなw)

で、宴たけなわの頃に意を決して「突撃余興」。例の「茉莉花(ムォリーファ)」を披露しました。
実はこれもあってチャイナチュニック着てったんだけど(笑)。
おかげさまで受けた……と思う(爆)。興陽会のお姉さま方が手拍子入れてくださったのがなんか嬉しかったです。

久しぶりに会ったみんなといろんな話ができて楽しかったな~。「加那よ~天川」の地謡に参加したのも、ここんとこ練習してなかったのでヒヤヒヤものでしたがスリリングで楽しかった。

今度は忘年会の余興考えとかないと……(おいっ)
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