初稽古
今日は三線の初稽古でした……「師匠」としての(笑)。
いや今までも人に教えたことはあるし、カルチャーセンターの講師もやりましたけど、マンツーマンで人に教える「お稽古」というのははじめてなんです。いやキンチョーしたわ。師匠が緊張してどうする(爆)。
お弟子さん第一号は「琉球古典を楽しむ会」にも参加してくださっているタッコーさん。
今までにもうちの師匠の盟友である宮森先生のところに通っていらしたので、ある程度は経験あり、ということで、最初にお稽古する曲は相談して「金武節(ちんぶし)」と決めました。
1分30秒ほどと短いし、よく琉球古典のステージでも「かぎやで風節~金武節~辺野喜節」とワンセットで幕開け曲に使われたりするので、琉球古典始めてわりと最初の頃に習う曲。でも、これがちゃんと歌おうとすると意外に手ごわい。古典のテクニックがコンパクトにしっかり詰まった歌なのです。
わたしも人に稽古つけるわけだからちゃんと予習しとかないと、と最初気楽に弾き始めたら、あれれ……途中で「仲間節」になっちゃいました。
考えてみたら、沖縄芸能大会の第一部幕開けもこのところずっと「かぎやで風節~ごゑん節~辺野喜節」だしなぁ。最後にちゃんと歌ったのいつだっけ? という状態なので、その後に習ったビミョーに似ている「仲間節」とどっかで記憶が混線しちゃったらしい。あわてて工工四見直して自主トレ。
いや、「よく知ってる歌だから」と油断は禁物。時々こうやって工工四に戻らないと、どこでどう記憶が変質してるかわかったもんじゃない、といういい例ですね。
で、今日はまず最初に「かぎやで風」弾いて、その後は「金武節」のお稽古開始。最初の課題は尺の音を高めに出すよう意識することと、三線の手と歌のメロディが微妙にずれてる部分は、三線にひきずられないよう気をつけること。
……なーんて偉そうに言ってますが、わたしも昔このあたりは苦労したんだよなぁと懐かしく思い出したりして(笑)。
今日は細かいところ見たので前半くらいしかできなかったけど、次回は後半に突入できるよう、がんばりましょうね、タッコーさん。
……いやその前にしっかりしろよ、自分(苦笑)。
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