第4回「琉球古典を楽しむ会」とよなは徹ライブ

唯ねーねー

2010年04月20日 21:04



日曜日に開催された今回の「古典を楽しむ会」は、イニシャルDさんとくうふうさんと3人でまったり茶のみ話(笑)。
わたしがお花見後遺症でまだ歌えないものですから(とりあえず声は戻ってきたけど高音域が回復してない)、三線そっちのけでゆんたくタイムになりました。

ま、今回の場合、メインは「このあとみんなでよなは徹ライブに行こう」なので、これはこれでいいんですが。
でも実は、今回ひとつだけ三線がらみで盛り上がったものがありまして……

それはくうふうさんの持ってきた三線。
「久場春殿(くばしゅんでぃん)」という珍しいタイプなのです。



三線には棹の形によって色々な呼び名があり、わたしが持ってるのは二本ともオーソドックスな「真壁型」。「久場春殿型」というのはそれに比べて棹が太く、特に根元にいくほど太いので、「瀧落し」みたいにうんと指下げて弾くものはちょっと大変。


わたしが最初に連想したのは沖縄物産店でよく売ってるアロエベラの葉っぱです(笑)。

くうふうさんに貸していただいて「渡りゾウ」を試奏。
棹が太いせいか、確かによく鳴ります。それに「あれっ?」と思ったのは、いつも自分が弾いてる三線より音が右のほうからから聞こえてくること。楽器全体として音響の焦点が右寄りになってる感じです。

本当かどうかわからないけど、昔この三線は辻の遊郭でなにかトラブルがあったときの武器に使われたとか。確かにこの太さなら、武術の心得があれば刀持った相手の攻撃を封じて叩きのめすことくらいできそうです。誰か琉球王国を舞台にしたアクション映画作る気ない? (爆)

夜はみんなでライブへ。会場となるオキナワAサインバーKOZAに着いたのはお店が開いて一時間後くらいだったけど、かぶりつきのど真ん中のテーブルが空いてて即確保。あとからきた知り合いもいて、みんなで楽しくおしゃべりしながらライブ開始を待ちます。

東京でのライブだと、開場前から行列に並んで待たないといい席確保できないもんなぁ。出演者の皆さんには悪いけど、名古屋に帰ってきて一番嬉しいのはこの余裕なんです(笑)。

よなは徹ライブも名古屋に帰ってきてこれで3回目。でも今回はビックリしたなぁ。
いよいよ出演者登場! となって出てきたのは、丸刈りにヒゲ面サングラス、黒のレザーパンツに真っ赤なシャツといういでたちの徹ちゃん。
いや一瞬マジで「今夜のサプライズゲストは新良幸人か?」と思いましたもの(激爆)。

師範試験受験の時に気分一新するために頭を丸めたんだそうで、そう、つまり、今や徹ちゃんは「與那覇徹師範」なんですよ。うわースゴイ。

今回も古典から八重山からポップスからいろんな唄が聴けてとても楽しく充実したライブでした。今回の共演者はギターの嘉手刈勝さん。もちろんメインの演奏もいいんですが……
徹ちゃんの歌の合間、MCや楽器の準備(この日は三線2本と笛2本使いました)の間になんとなく爪弾いてるギターの音がまた絶妙。うまーく場をつないでなんともイイ雰囲気をかもし出していました。

そしてこの日もライブ終了後、徹ちゃんと勝さんもまじえてみんなで楽しくお酒を飲みました。これも名古屋ならではの楽しみかも。ホントUターンしてきてよかったぁ(笑)。
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