二日遅れの三線の日

唯ねーねー

2011年03月07日 22:58

ma-yun
インディーズ・メーカー
発売日:2010-06-23


昨夜は「ライブ出演のお知らせ」でアナウンスした通り、オキナワAサインバーKOZAで開催されたライブイベント【二日遅れの三線の日】に参加してきました。

いやもう楽しかったです。こんな楽しいイベント久しぶりかも。ちょっと緊張もしたけれど(笑)。
オープニングの「安里屋ユンタ」はちょっとビックリ。
だって、事前になんの打ち合わせもなく、「三線持った人はステージに全員集合」で、間奏どうするの、とか、何番まで歌うの、とかなんにも決めずに、せぇの、で演奏スタート。
それで最後まで合っちゃったんだもの。どんだけ協調性あるんだ名古屋の三線弾ちゃーは(笑)。

その後はリレーボーカル「十九の春」。
これは一人ずつ交代で十九の春を歌って、何番までリレーできるか、というもので、当初予想より参加メンバーが少なく結局4人でリレーする羽目になり、だんだんネタが尽きてきて……でも15番までいったかな。あれ、みんなで飲みながらやるとまた面白いかもしれないです。
(これ、安里屋ユンタでやっても面白いんですよ、ホント)
ちなみにわたしは最初がオリジナルの3番、次がオリジナル創作ネタ、その次がBEGINの「がんばれ節」の流用……いやー苦しかった~。

で、その後は参加ユニットによるミニステージ。
実は「吉田・大嶋ペア(大嶋さんがリハの時「なんだか(そう呼ばれると)フィギュアスケートの選手みたい」とつぶやいたのがツボにはまって……笑)」の出番はトップバッター。いやこれマジで緊張した。
なにしろ観客のほとんどは三線弾ける人か三線をよく聴いてる人、というハードルの高さですもの。そこで名古屋ではまだまだマイナーな「琉球古典」のいわば代表選手として出場するようなものなので、内心はけっこう気合入ってたんだってば。

曲順リストは、

かぎやで風
揚作田節~鳩間節
浜千鳥節
康定情歌
花笠節~安里屋節

さすがに幕開けの「かぎやで風」を独唱する度胸はなかったので三線サークル「かちゃーしー」の鈴木さんに助っ人を依頼。鈴木さんと太鼓の大嶋さんのサポートのおかげですんごく気持ちよく歌えました。
本番はやっぱりアガるので、いつもなら絶対やんないところで空振りしたり、歌詞を間違えそうになったりと冷や汗の連続。どうにかこうにか最後まで歌いきったし、鳩間節や安里屋節では客席から三板や手拍子で盛り上げてもらって、楽しくステージをつとめさせていただきました。

自分の出番が終われば、さぁこれで心おきなく呑めるぞ~! ということで、いい気持ちでその後のステージは……
でもみんなそれぞれに個性的で、面白いステージを展開してくれるし、最後のゲスト「ma-yun」のふたりは、さすがプロは違うなぁ、と感心させる歌唱力。神謡と「アメージング・グレイス」を融合させたり、ウチナーグチで「ふるさと」を歌ったり、「かぎやで風」の歌詞をポップスに乗せたりといろいろな実験をしていて面白い。今はまだ姫神とか元ちとせとかKIROROとかいろいろな影響が感じられるけど、この中からどんな独自の表現が発展してくるのか、ちょっと楽しみ。

ま、理屈は抜きにして「世願ぇ~うない神の祈り~」は聴いてて気持ちよかったので、即CD買っちゃいました。

ステージが終わってからも「打ち上げ」にそのままなだれ込み、こっちでは「四つ竹」とか「加那よー」とかの地謡までやらせてもらって楽しかったです。
また来年もぜひ……
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