進化する三線ケース

唯ねーねー

2006年06月21日 23:05


先日、友だちのナイアさんとこで紹介されてたセミハード三線ケース、買っちゃいました。

もちろん注文先は2年前の沖縄旅行の際におじゃましたお店、「さんしんの松田」さんのネットショップ。松田ブラザーズお元気かしら。

今日配達してくれたクロネコヤマトさんから受け取った瞬間、

「軽っ!」

と思った。
いやそのくらい軽いんですよ。指一本で持ち上げられるくらい。

どれほど便利にできてるか、という説明はナイアさんのブログに詳しく紹介されてるので省略。
それにしても、最近の三線ケースの進化はすごい。
わたしが三線をはじめた頃は、ケースといえば「ハードケース」しかなかった。



沖縄で三線やってる人たちは、たぶんこのハードケースか三線袋で、だいたい用が足りていたのだと思う。近所の先生のところにお稽古に通う分には三線袋で十分だし、車で移動する時にはハードケースに入れて後部座席に置くかトランクに放り込んでおけばいい。

ところが、東京のような都会でのお稽古人口が増えるにつれ、丈夫でなおかつ持ち運び便利なケースの必要性が切実になってきた。なにしろ会社帰りに三線教室に通う人は、沖縄には存在しない「ラッシュの電車」に乗って移動しなくちゃならないのだ。ハードケースは重いし、取っ手がひとつしかないので、移動の際は周りのヒンシュクをかう覚悟で手に提げて運ぶか、ケースを立てて小脇に抱える(腕力のない人にとっては辛い)しかない。

もちろん三線袋じゃ危険すぎる。たとえ混雑した電車に乗らないとしても……自動改札通るときにぶつけてカラクイ折った、という話をきいたことあるし。


だから5年ほど前にいわゆる「ソフトケース」が出現した時は、本当に「助かった~」と思った。即買った(笑)。
これはギターのケースのようにショルダーストラップがついているので、肩にかけて電車の吊り革につかまることができる。けっこうしっかりした作りになっているので、ちょっとぶつけたくらいでは中の三線に影響はない。5年間使っていて危なかったのは一度だけ、バスの座席の角に思い切り三線の胴のあたりをぶつけた時……

でもこの時も、三線の本体には影響なし。三線の胴と弦の間にはさんでいた竹製のウマだけが……折れた(涙)。
(以来、ウマはティーガをとめている紐の間にはさんでおくことにしている)

今回の「セミハードケース」は、ハードケースとほぼ同じくらいの大きさに成形した発泡スチロールの中を三線の形にくりぬいたものが芯になっているような感じだ。ソフトケースに比べればすこしかさばるけれど、中の三線はより安全になったと思う。

今まで使ってきたソフトケースもスマートで気に入ってたんだけど、何しろ5年も使ってたので、中の三線を固定するマジックテープがもうダメになってしまった。もったいないけど「お役御免」だ。長年ご苦労様でした。
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