2008年05月18日

かりゆしぬ宴

かりゆしぬ宴

昨日は「かりゆしぬ宴」という、ある意味「琉球フェスティバル」より濃いコンサートに行ってきた。
なんせ出演者がスゴイ。大城美佐子、安里勇、具志堅京子、後冨底周二、寿[kotobuki]、川門正彦、名護良一という、えっこれ本当に東京のイベントなの? という組み合わせ。

このメンバーが一個人の還暦祝いのために集まった(つまりこのコンサートは、その祝宴の前夜祭であり「お祝いのおすそ分け」なのだそうだ)、というんだから驚き。これだけのメンツを集めてしまったそのKさんという人の人徳にはただただ感嘆するしかないし、逆にそうい機会だからこそこういうイベントができたのであって、商業ベースじゃとてもできるものではないだろうなとも思う。

いや、本当にすばらしいおすそ分けにあずかれて幸運でした。
で、そのコンサートの模様はというと……

寿の「かりゆし、かりゆし」というリフレインが印象的な「海上節」から始まったコンサートは、川門正彦(withすなっち)、具志堅京子、安里勇、後冨底周二と、次々にバトンタッチする形で進んでいき、ここで安里勇&後冨底周二という八重山コンビによる豪華「トゥバラーマ」(返し:具志堅京子)で一気に盛り上がる。

安里さんのトゥバラーマ、一回目は「山見れば八重山ゆ思い出し……」というスタンダードな歌詞だったけれど、二回目はちゃんとKさんの還暦を寿ぐ内容になってました。さすが。
トゥバラーマが終わったところで大城美佐子登場。後冨底周二と掛け合いの「ラッパ節」(♪もしもしちょいと周二さん わたしゃアナタにホーレン草……)、続いて名護良一にパートナー交代してナークニーと西武門節、そして安里さんにパートナーチェンジで「十九の春」という名曲続き。

いやこれは美味しかったですよ、ホント。ステキなおじさま三人を相手のとってもオトナな掛け合いが楽しいのなんのって。
ことに安里さんいわくの「破れ十九の春(爆)」で、安里さんがいつものように、

♪美佐子ちゃんに貰ったラブレター 松葉の模様が気に入った……
 (松葉は枯れて落ちても二本一組という様子を男女の仲にたとえるという意味)

と歌えば、大城さんはすかさず、

♪勇ちゃんに貰った帯止めの ダルマの形が気に食わぬ……
 (とかなんとかいって、わたしのこと適当に転がしてポイするつもりでしょ、という意味)

と歌って切り返す。なんかモーアシビの歌掛け遊びの丁々発止のやり取りを垣間見るような感じでわくわくしちゃった。

このあと大城美佐子のソロ「親の心」があって、メンバー全員による「デンサー節」(八重山メンバーは八重山風、本島メンバーは本島風に歌ってたのが面白かった)、そしてフィナーレのカチャーシーへ……

かりゆしぬ宴

「泡盛一升瓶を頭にのせて踊るおばさん」をナマで見た~! すごいーっ!

そうそうそれから、具志堅京子さんの三板パフォーマンスも凄かったです。見惚れました。ハート


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Posted by 唯ねーねー at 23:58│Comments(0)ステージ
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