2009年11月15日

ナゴヤで組踊(くみうどぅい)

ナゴヤで組踊(くみうどぅい)
今日は金山の市民会館(今は中京大学文化市民会館というらしい)まで、玉城流扇寿会の名古屋道場20周年記念公演を見に行ってきました。

ちょっと衝撃的でした。レベルむっちゃ高い。
確かに沖縄から地謡とか賛助出演とか呼んではいるけれど、それにしても名古屋でこれほどのものが見られるとは思ってませんでした。

名古屋の琉球芸能って、もっとマイナーな存在だと思ってたんですよ。
だからまず開場したらあっという間に席が埋まっていく光景にも度肝を抜かれたし、踊りのレベルの高さや創作組踊「海の天境」の完成度の高さにも驚いたし。

そういえば名古屋は昔から「芸どころ」として有名でした。地元でさんざん聞いた言葉なのに上京してからすっかり忘れてました……汗

幕開けの「四つ竹」からはじまった第一部は
若衆こてい節
本花風(地謡の「述懐節」がよかった~)
金細工(しかし何度見てもあの兄ちゃんには蹴り入れたくなるなぁ……)
本貫花
四季口説・スーリ東(子どもが可愛すぎる。卑怯だあれはw)
むんじゅる
鳩間小舟(男性四人の力強い踊りが印象的)
浜千鳥(24人の浜千鳥! わたしが見た中では最多人数。でもみんな揃ってるんだ。すごすぎる)
加那ヨー天川(これはやっぱり絶品でした)
という踊りのオンパレード。

ここまででもう踊りのレベルの高さに呆然としてるのに、さらに追いうちかけたのが第二部の「創作組踊 海の天境」。
大城立裕の原作は読んだことがあるし、久高島にも行ったことがあるので興味はあったし、現代の創作なので舞台装置や演出も斬新で、ドラマチックで面白かった。
ただ久高島の神事について知らないと、唐突に出てくる白い馬のイメージの意味がちょっとわかりにくいのと、字幕スーパーなどないのでセリフの意味がわかりづらいのが難点だったかな。
尚徳王がりりしくてカッコよかった(笑)のと、安里大親がいかにも腹黒という感じで好演でした。


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Posted by 唯ねーねー at 20:46│Comments(0)ステージ
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