まずは名古屋城へ。本来は名城線市役所駅で下車なのですが、うっかり一駅乗り過ごしたため名城公園駅で降りて歩く。まぁそのおかげで、今まで見たことなかった城の北東側からの眺めを見ることができました。現在の名古屋城の場合、お堀に水が入ってるのは北側と西側の外堀だけなんですよね。
やっぱりお堀には水が入ってたほうがサマになるなぁ。
お堀の片隅では
コブハクチョウのつがいが営巣中。
東門から場内に入り、二之丸を通り抜けて本丸へ。
現在の名古屋城は入ってみるとやたらガランとした雰囲気があるけど、それは天守閣や隅っこの櫓以外の建物がきれいさっぱりなくなってしまったからで、明治維新の時に取り壊してしまった二之丸御殿はともかく、戦争の時に天守閣と一緒に焼けてしまった本丸御殿は復元しようよ、というのが最近の動き。
で、今本丸御殿跡はこんな状態になってます。
工事現場をぐるりと回りこんでいよいよ天守閣突入。真下まできて見上げるとまたデカい。燦然と光り輝く金のしゃちほこと、破風に飾られた「葵の御紋」の威風堂々ぶりをみると、徳川家康が西日本の外様勢力に対してそのパワーを見せ付けるために築いた、というのが納得できます。
だからねぇ、はっきりいって天守閣の中味なんてどうでもいいわけよ。実際中で生活してたわけでも、首里城正殿みたいに重要な儀式やったわけでもないんだし。という意味では、今みたいに中味はまるっきり鉄筋コンクリートのビル、というのも味気なくはあるけど正解かもしれない。昔どおりに再現したらとんでもなくお金がかかっただろうし。
なので、まずエレベータであがってしまって、最上階からの眺めを堪能して、下りながら各階の展示をざざっと見る、というのがオススメ観光ルート。
各階の展示も狭いスペースでなんとか頑張ってるけど、どうも中途半端感が否めません。江戸東京博物館なみの展示内容は求めないけど、もう少し昔の地図や絵図のパネル展示をやって過去の名古屋の姿がわかるようにするとか、名古屋城築城の軍事的政治的味合いを地図を使って表現するとか、工夫の余地はあると思うんだけどねぇ。
英語の説明ももうちょっときめ細かくつけてあげんかい、というのが正直な感想。アジア圏もふくめけっこう外人さんの観光客多かったし。
あ、あと、最上階のガラス窓はもっとこまめに掃除してください。
ということで、確かに今の状況じゃいくら名古屋人といえどもリピーターにはなりにくい。桜の季節とかイベントがらみでは中に入ってみてもいいかな、という程度でしょう。
ソメイヨシノは葉桜になってたけど、八重桜は満開できれいでした。
市役所駅から地下鉄を乗り継いで大須観音駅へ。地上に上がって少し歩くとそこはもう大須観音の境内。ちょうど骨董市が開かれていてもう大変な混雑。
お店も一軒ずつのぞいてみたら面白そうだけど、人ごみもすごいし、うっかり変なもの買ってしまう危険性もありなのでそそくさとお参りだけ済ませ、そこから広がる
門前町へ
ここがまた面白くてねー。基本は浅草観音テイストなんだけど、そこに沖縄の牧志公設市場かいわいの雰囲気とちょっぴりアキバ要素とが混入してる感じ。
実際公設市場まであったのはちょっとびっくり……
はっきりいってこっちなら月一回ペースでリピートしそうな勢いです。観光客にもおすすめ。なんだか昔より活気が出てきましたよね、この辺。
で、あんかけスパとか鉄板イタリアンとか、名古屋グルメをいくらでも堪能できたはずなのに、万松寺前でついこんなのぼりに引き寄せられ……
万松寺ビルのokinawa cafeについふらふらと入ってしまいました。食べたのはタコライスだけど(笑)。
石垣島ラー油が置いてあったので買ってしまいました(お店で食事した人限定販売らしい)。
デザート類も美味しそうだったし、またそのうち行くと思います。
ちなみにその斜め向かいには
このお店が。
もちろんこっちにもしっかり立ち寄りました。わしたショップには売ってないものも結構置いてあります。三線のバチとか付属品系はこっちのほうが充実してるかな。
ここの軽食コーナーはなんとなく沖縄大衆食堂のニオイがします(笑)。
エスニック雑貨店であやうくタイパンツを買いそうになったり(結局帰ってから通販サイトで買ってしまったけど)、パソコン店で結構本気でPCモニタを物色したり(あまりありすぎて結局決められず)、かなり物欲を刺激される危ない街でもあります。
で、最後は上前津駅から丸の内駅へ。そこから少し歩くと堀川という運河があり、そこに五条橋という橋がかかってます。
ここから広がる四間道かいわいが町並み保存地区として最近脚光を浴びている……らしいのですが、ここでエネルギー切れ。また後日にまわすことにして本日は帰宅。
堀川も昔に比べればずいぶんきれいになったけど、まだまだだな……