2010年08月10日

小那覇安睦・呉屋絹子合同公演

小那覇安睦・呉屋絹子合同公演

先日の日曜日、「古希・還暦 踊(うどぅ)い・唄・三線 ハネーカサー  小那覇安睦・呉屋絹子合同公演」という長い名前のステージが開催されました。
わが師匠、小那覇先生は今年が古希。本来なら弟子一同で祝いの席でも設けるところなのですが、「ハジカサー(恥ずかしがり屋)」の師匠はそういうの苦手。知り合いの踊りの先生が今年でちょうど古希ということで、宴席のかわりに合同公演に参加してほしい、という話になりました。

(とっくにブログでアナウンスしてたと思ったのですが、読み返してみてなにも書いてなかったことに気づきました。うわ~しまったガ-ン

ま、それでもお客さんの入りはよかったし、大きな「ステージの魔物」も降臨しなかったし、無事終わってよかったよかった。

今回のわたしの出番は幕開けの斉唱と、「武の舞」の地謡と「貫花」の地謡。そしてもうひとつ初挑戦のモノが……
それは「小浜節」の返し。

普段は琉球古典が専門なので、八重山古典でステージに立つなんてことはまずありません。でも今回、舞踊の呉屋先生のお弟子さんたちが衣装替えする時間を稼ぐため、演目のあちこちに「民謡ステージ」を入れたため、わたしにもそのひとつの出番が回ってきたわけ。
今回一番キンチョーしたのがコレかもしれない(笑)。

「小浜節」は八重山の踊りの方が友情出演で、うちの教室の譜久山さんが地謡担当。で、わたしのやった「返し」というのは……

小浜(くもま)てぃる島や 果報(かふう)ぬ島やりば (シタリヌ)
大岳(うふだき)や後当(くさ)てぃ 白浜(しるばま)や前(まい)なし ヨンナ

この(シタリヌ)が「返し」です(笑)。

今回舞踊の地謡としての「小浜節」は3番まで歌い、その後3番の歌詞を途中からリピートする「繰り返し」があるので、返しは4回。ドボルザーク「新世界」のシンバルほど過酷ではないにしろ、演奏始まってしばらくは黙ってじーっと座っていて、おもむろに「シ~タ~リ~ヌ」と声を張り上げるのは難しいんですよ。音程外れたらどうしよう、とか、声がひっくり返ったらどうしよう、とかヘンなプレッシャー感じる(笑)。今回第一声はいまいち不本意なデキだったものの、ま、なんとかなったし、よかったよかった(爆)。

第一部終わったら出番ないんだし、このさいだからやっちまえ、と決行したのが「コスプレ祭り」。以前作った「なんちゃってスディナ」に白のカカンと紫の鉢巻をあわせて「八重山のねーねー」に変身です。
できばえのほどは……当日司会やってくださったなごみさんのブログ見てください(笑)。

でもこの時の踊りの衣装は素敵でしたね~。わたしの「なんちゃってスディナ」とは違ってきちんと仕立てたスディナは、麻でしょうか透け感のある黒。脇の紐と鉢巻がちょっと暗めの赤で、白・黒・赤のコントラストがはっとするほどきれい。ちょっとうらやましかったです。

終われば恒例の打ち上げ。
小那覇安睦・呉屋絹子合同公演

向こうにうつってる黄色のかりゆしウェアがうちの師匠で、その手前で挨拶してらっしゃるのが呉屋先生。おふたりとも元気はつらつで、うちの師匠なんて全部の地謡に出たし、呉屋先生も大活躍、最後の創作舞踊「居しどぅかかゆる」での「遊郭のもてない客」のハジケっぷり(客席大ウケ)には感嘆しました。
わたしもまだまだ頑張らんとなぁ。

あ、この打ち上げで余興に「五歩拳」を披露しましたが、途中でよろけて「リアル酔拳」になってしまいました……汗


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Posted by 唯ねーねー at 21:20│Comments(0)ステージ
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なんちゃってスディナ【MAREBITO@TI-DA】at 2010年08月10日 21:22
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