2012年07月01日

Ryukyu Succession


 
W4M Recordings
発売日:2012-06-27


わたしが好きな音楽のジャンルに、ひそかに「ぶっ飛びアレンジ系(笑)」と名づけているものがあります。
いわゆる伝統音楽(クラシック)に思いもよらないアレンジがほどこされたり、ぜんぜん違う分野の音楽と融合されたりして、場合によっては「かなり残念な結果」に終わってしまうものもあるけれど、聴き慣れた音楽に別の角度から光が当たって、意外な、そして新鮮な発見があったりもする。
最初に出会ったこのカテゴリの音楽はたぶん、冨田勲の一連の「シンセサイザー音楽」かな。



よなは徹のこのアルバムも、多分そんな音楽のひとつ。

Facebookのよなは徹Officialページからのお知らせで配信開始を知り、真夜中に途中で危うく寝落ちしそうになりながらダウンロード。
曲目を見ると比較的ポピュラーな「浜千鳥」以外は琉球古典でも筋金入りの「ド古典モノ」ばかり。伊野波節なんてコンクール新人賞の課題曲だし……汗

このレパートリーをダンス・ミュージックにするとどうなるのか、わくわくしながら聴いてみました。
最初の「かぎやで風」からぶっ飛んでる……(笑)
このぶっ飛び具合はなんだか、グレゴリオ聖歌を大胆にアレンジしたエニグマの「サッドネス」を連想させるものがあります。

EMIミュージック・ジャパン
発売日:1996-07-24


ベースとなる唄三線は徹ちゃんがきっちり演奏してますが、そこにビートのきいたクラブ・ミュージックがかぶさって……いやタテノリできる「かぎやで風」って、多分他にはないよねぇ。
少なくともこれなら絶対眠くならない!
古典のお稽古で行き詰ってきた時、気分転換に聴くといいかもしれない。
宮城梓の歌が入った「浜千鳥」も、なかなか斬新な感じで面白いです。

あ、ちなみに、八重山民謡の大工哲弘も時々「ぶっ飛びアレンジ系」のCD出すんですよねぇ(笑)。
そもそも最初に聴いたのがジャズとコラボした「ゆんた とぅ じらば」だったし、最近もガムランとコラボした「ガムラン・ユンタ」なんてアルバム出してます。
わたしはどっちも結構好きです。(^-^)

 


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Posted by 唯ねーねー at 12:26│Comments(0)三線
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