2010年08月21日

沖縄本礼賛

沖縄本礼賛

名古屋にU ターンしてきて、もっぱら仏壇部屋となっていた和室をわたしの部屋として使用することになったとき、無印良品のパルプボードボックス5列2段分を購入、東側の壁に配置した。
ここに三線関係の資料やら今までにたまった沖縄関係の蔵書を集めたのは、いずれここを三線の稽古場として使用する心積もりがあったのと、壁の向こうは隣家の部屋であるこっちになるべく防音機能をもたせたい、という理由から。

おかげで「琉球古典を楽しむ会」のメンバーや三線を習いに来る人からは「すごいコレクションですねー」と感心されるけど、いやいやわたしのコレクションなんて、鉄太郎さんの10分の1、いや100分の1にも及びませんって(笑)。

というわけで今回はマイミクでもある鉄太郎さんの本の紹介です。

「沖縄関係の本」には、「沖縄本(おきなわぼん)」というれっきとした通称(笑)がある。
「沖縄本礼賛」は、そんな「沖縄本」の魅力にとりつかれ、いまや一生かかっても読めそうにないほど大量の沖縄本コレクターとなってしまった鉄太郎さんが、その沖縄本に対する限りない愛について語った本なのです。

……そう、わたしは沖縄本コレクターではありません。なぜなら、「買った本は全部読む」つまり「読まない本は買わない」主義だから(爆)。
でもコレクターならぬ「単なる沖縄本愛好家」のわたしにとっても、鉄太郎さんが沖縄本にはまっていった過程はじゅうぶん共感できるし、ネットで本を入手するテクニックはとても参考になります。

そして、沖縄本を集めているとなんとなく存在を感知できるようになる「沖縄本の神様」の存在。鉄太郎さんのところほどたびたびではありませんが、わたしのところにもときたま降臨してくることがあって、ブックオフの105円本コーナーで貴重な沖縄本を見つけちゃったりしたときは、思わず「沖縄本の神様」にウートートーしたくなります。
今までに一番思い出深い降臨といえば、浦安の昔ながらの「古本屋」に入って、そこで「竹富島方言集」という本を見つけたとき。沖縄とは思いっきり無関係な本ばかりが並んでいる店だったし、その店に入ったのは後にも先にもそれ一回きりだったし……
ただわたしの場合、こういう現象は沖縄本以外の本でも起きるので、もしかすると「沖縄本の神様」じゃなくて「本の神様」が降臨してるのかもしれませんが(笑)。

そして鉄太郎さんが書いているとおり、沖縄本をこつこつ集めていると、時には本のほうがやってくる(つまり本がもらえちゃう)ことがあるんですよね。わたしのところにも、確かに向こうからやってきた本というのがあります。たとえばコレ

本好きにとっては「あるある」とうなずきたくなる話がつまったこの本、一般の本屋では売ってないかもしれませんが、ボーダーインクのホームページで注文するか、銀座のわしたショップに行けば買えます。あ、もちろん、沖縄の本屋さんには置いてあると思いますよ。

タグ :沖縄本

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Posted by 唯ねーねー at 18:34│Comments(0)みるきくよむ
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