2016年11月05日

スター・トレック BEYOND

スター・トレック BEYOND

前作「スター・トレック イントゥ・ダークネス」のラストで5年の調査行に飛び立った彼らのその後、見てきました。

今回の「スター・トレック BEYOND」は調査行も3年目に入ったころのお話。
3年の間にいろいろとあったみたいで、別れ話の持ち上がっているカップルもあるし、何より驚いたのはキャプテン・カークが船を下りたいなんて考えていたこと。昔の「宇宙大作戦」じゃエンタープライズ号が最愛の彼女みたいだったのにねぇ……



この映画、気に入ったことも気に入らなかったこともいろいろいろあったけど、一番気に入らなかったのは「エンタープライズ号の扱いがヒドい」ということ。わりと早い時点で敵の来襲を受けて派手にぶっ壊されてしまうし(涙)。エンタープライズ号から脱出するキャプテン・カークの表情になんとも言えない痛みのようなものが浮かんでいたのがせめてもの救いでしたが。

エンタープライズ号と敵の描写があっさりしていた分、クルーそれぞれの描写は濃くなっていたのは気に入りました。
わが愛しのドクター・マッコイ(笑)は、MVPあげたいくらいの大活躍……というか、カークとスポックにとことんこき使われていたのが不憫だけど笑えた。「わたしは医者だってのに」とぼやきつつ、およそ医療行為とはかけ離れた才能(?)を発揮してしまうし、結構ノリノリでテンション高かったのも爆笑でした。
もちろん本業のほうもぬかりなく、エンタープライズ号の医療設備を失いながらもありあわせの道具でなんとか治療してしまう医療スキルも披露。でもスポックはあの荒療治絶対に根に持ってるよね……

今回の作品、敵の背景描写が少し足りなくてどうしてそうなるのか納得しづらかったのと、ストーリー展開がいささか雑に過ぎたのが難点ですが、テンポがよくて深いこと考えずに見てる分には楽しかったので、まぁよしとしよう。

それにしても、カークもチェコフも大人になって……ハート
ほかのメンバーはあまり変わらないように見えた中、このふたりの成長ぶりは目を引きました。
3作目にして初めてカークを「カッコイイ」と思ったぞ(笑)。
可愛げをのこしたまま好青年に成長したチェコフを見るにつけ、演じていたアントン・イェルチンの事故死をつくづく惜しいと思いました。次回作の製作はめでたく決まったけど、それにはチェコフはいないんだろうなぁ……できたら「USSリライアントに転属」ということにしてほしいです。

それから、昔の「宇宙大作戦」の世界からやってきたスポック大使も、演じていたレナード・ニモイの死去を受けて今作で死亡ということにされました。遺品を整理するスポックが見つけたもの……あれはズルい。泣けた。

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Posted by 唯ねーねー at 23:33│Comments(0)みるきくよむ
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