めでた

唯ねーねー

2009年05月23日 23:39

なぜか名古屋に帰ってきてから見るようになった「秘密のケンミンSHOW」。
(なので「つけてみそ かけてみそ」騒動の時は見ていない)
先日たまたま昼間やってる再放送を見たら、面白いものをやってました。

岐阜県の高山では、宴会の時には必ず「めでた」という歌を歌い、それが終わって初めて足をくずしたり席を立ったりという「無礼講モード」に突入するのだとか。
それがこれなんですが、


歌詞はあの「めでためでたの若松様よ 枝も栄える葉も茂る」。
ところがメロディーが「かぎやで風」に匹敵する節回し(爆)……楽譜表記が不可能なんで、地元ではこんな譜面が出回ってるそうです。
http://page.freett.com/toku223/monthly_0412.htm
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これ見て思い出したのは昔石垣島の「とぅばらーま教室」でもらった「とぅばらーま節回し表(笑)」。
沖縄以外にもちゃんと「座開きの唄」が決まってるところがあるんですねぇ。その歌詞が「めでためでたの若松様よ」とは……
ケンミンショーでは「花笠音頭の歌詞と同じ」と言ってましたがわたしは「六調の歌詞とも一緒じゃん」と突っ込んでました(笑)。番組の解説では、この歌詞は江戸時代に全国的に流行ったので、あちこちに色々なバージョンの祝い唄として定着したのだとか。

で、福岡県民の小松政夫も博多には「祝いめでた」という歌があって、これは宴会の締めに歌うんだ、と紹介してました。


こうなってくると奄美や八重山のパターンに似通ってきますね。他にもあるのかちょっと興味がわいてきました。
ちなみに、「飛騨のめでた」についての詳しいレポートを発見したのですが、そこには「古川のめでた」というものも紹介されていました。これがまた「歌詞が100番近くある」というほとんど「六調」か「唐船ドーイ」の世界。実際、その歌詞を見てみると、「六調」で聞いたことのあるものも入ってます。これ、どっちがどっちに影響したのか、それとも共通のルーツがあるのか、調べるのは無理かもしれないけど解明できたら面白いだろうな。

それにしても……「唄遊び」って奄美や沖縄だけじゃなかったんですねぇ。隣の県にもあったとはオドロキです。
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