琉球バトルロワイヤル
今日は名古屋駅近くの
シネマスコーレというミニシアターに映画を見に行ってきました。
この映画館、場所は知ってたけど入ったのは初めて。
名古屋の人なら「ああ~、あそこね」とうなずくこと請け合いの「駅裏」と呼ばれる地区にあるし、
今日も行ってみたら隣のビルとの隙間に寝てるおじさんがいるし、
(「路上寝込み」なんて昔石垣島の美崎町で見かけて以来久しぶりだわ)
いざ映画館に入ってみたら上映された予告編が香港/中国映画で字幕もなし(笑)、という実に濃い体験をしました。
調べてみたらここを作ったのはかの若松孝二監督なんですね。なるほど納得。
見てきた映画は「
琉球バトルロワイヤル」。琉球空手とダンスの融合、という、摩訶不思議な、でも実は理にかなってるかもしれない面白い組み合わせの映画でした。
世界中を旅して回るダンサーの主人公が、沖縄で出会ったオジイに琉球舞踊を教えてもらうことになるが、実はこのオジイ空手の達人。主人公の素質を見抜いて踊りの中に空手のヒケツを仕込んだものだから、いつの間にか空手の技が身について……という話。
わたしも以前、琉球舞踊を数か月体験させてもらって、今はカンフーを少しばかりやっているので、時々「動きのデジャヴ感」を感じることがあって、やっぱりカンフーと空手と琉球舞踊はつながってるんだな~と思います。だからこの話も荒唐無稽とは思わない。
以前読んだ武術家のエッセイにも、達人の言葉として「下手な空手を見るよりブレイクダンスを見なさい」と書かれていたし、踊りの極意と武術の極意は実は表裏一体なんじゃないかと、日ごろカンフーの動きとか見ていて感じるわけです。
さてこの映画、ストーリーはいさぎよいほどご都合主義(笑)で安っぽいけど、ダンスや空手のシーンは見応えあります。やってる人たちがプロだもんねぇ。ひとつひとつの動き見てるだけで美味しいです。
関連記事