ボストンで北斎を見る
ちょっとボストンまで北斎を見に行ってきました。
といっても、行ったのは名古屋の
ボストン美術館です。
美術館は金山にありますが、栄で途中下車してランチ。
お目当ての店がまだ正月休みだったので、ラシックの「
まるは食堂」へ。ここの名物はエビフライで、どの定食頼んでもついてくるのですが、わたしは「ミックスフライ定食」を注文。
エビフライにカキフライがメインで、お刺身が付いてきます。お値段もそれなりにするけれど、エビフライはもちろん、カキフライもお刺身も美味しかった。ごちそうさま。
さて、本題の「
北斎展」ですが。
ひとことで言えば、見応えありまくり(笑)。
正月休みのせいか観客も結構多くて、自分のペースで見るのが不可能だったせいか、見終わったら足腰がどっと疲れました。
最後のほうの摺物や版本、肉筆画のコーナーでは集中力が切れてざっと見になってしまったのが残念。
そして「富嶽三十六景」はやっぱり傑作だなぁ、と再認識。
「神奈川沖浪裏(あの大波がザッパーン!というやつ)」とか「凱風快晴(赤富士)」はもちろんのこと、それ以外の作品も、構図が面白い、富士山の表現のバリエーションがすごい、点景として描かれた人物のポーズがきっちり計算されてて素晴らしい、随所にきかせてあるぼかし(グラデーション)がきれい、絵の上や下に刷り込まれた藍色のグラデーションはまさしく北斎ブルー、と本当に見ていて飽きない。
「諸国瀧廻り」もよかったし、西洋銅版画風の絵も面白かった。
名古屋では3月まで開催。その後、神戸や北九州を回って、今年の秋には東京上野の森に行くそうです。
みなさんも機会があったら是非。
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