2011年05月19日

お箏とセッション

お箏とセッション

わたしが専門としている(笑)「琉球古典」では、ステージで独唱というとたいてい伴奏に箏がつきます。
(クラシック音楽のバイオリン独奏にピアノがつくようなもの、かな)
バイオリンとピアノの関係と同じように、歌三線に箏がつくと音楽の幅がひろがるし、ひとつの音楽を二人でやることによって、完全独奏とはまた違った緊張感が生まれて、これはこれでまたいいものです。

でもこれ、普通はなかなか気軽にできるもんじゃないんです。ステージで独唱できるのは師匠クラスだもん。
わたしたちが箏の伴奏つきで歌うのは、関東支部の合同おさらい会とか、沖縄芸能大会の幕開け斉唱や踊りの地謡やる時くらいで、一対一で箏と合わせるチャンスはそうありません。
わたしだって5年前の35周年記念公演で一回やったきりです。

ところが、そんな夢のようなチャンスがひょんなことで実現。

名古屋にUターンしてきた時に思ったのは、「あーこれからはあんまり地謡できないなぁ」ということでした。
地謡というのはあくまで踊り手さんとのコラボですから、できれば何度か顔を合わせて稽古を重ね、お互いの呼吸やクセを飲み込んでいくのが理想。そこまでいかなくても、お互いよく知ってる演目でも、できれば本番前に2~3回は合わせ稽古をやっておかないと……踊り手さんだって、リハで一度も顔見なかった人が本番の舞台でメンバーに加わってたらやりにくいよねぇ。

となると、そうそう何度も上京できないわたしは圧倒的に不利。定番ものならともかく、珍しい演目とか創作舞踊の地謡はまずムリ。それは覚悟の上のUターンだし、踊りの地謡と同じくらい独唱曲が好きなので、それはそれでいいんですが、そうなると一人で歌三線……うーん、幅が広がらないなぁ……雨

そんな時、関東支部の知り合いから「愛知県に箏やる人がいるよ~」という耳寄りな情報が。さっそく紹介していただき、うちの「古典会」のメンバーに加わっていただきました。

いややっぱり箏と合わせるのって面白い。
三線独奏もいいけど、ふたつの楽器が合わさるとまた違った響きがするし、なんといっても幅が広がるし。
ゆくゆくはユニット組んでライブもやりたいなぁ。

さて、愛知県下では珍しい(だろう)このセッション、ナマで聴くチャンス、ありますよ~。
次回の古典会は今度の日曜日、5/22の午後2時から。
半分くらいはお茶しておしゃべり、というゆるーい会ですが、参加費はワンコイン500円、お茶菓子(笑)つきです。
興味ある方はご連絡ください。

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Posted by 唯ねーねー at 23:12│Comments(2)三線
この記事へのコメント
いいですね。箏と演奏なんて。
しかし、残念ながら、古典会出席は厳しいです。
元々日曜日は教室なのですが、今週は子供の将棋大会に行かないと。夜の徹先生のライブも今回は無理ですわ(~_~;)
最近は土曜日も子供会の行事や会議で空きがない状態です。

あ、ただmixiコミュはなぜかiPhoneで見れないので、こういう報告はありがたいです。
また誘ってくださいね。
Posted by イニシャルD at 2011年05月20日 13:10
>イニシャルDさん

うーん、残念ですけどやっぱ家庭サービスが第一ですから(笑)。
都合がついたらいつでも参加ください。
Posted by 唯ねーねー at 2011年05月20日 23:05
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